要点
- 判断の起点はバイヤー側の体制です。出荷地にフォワーダーがない → FOB がデフォルト。ある → EXW も検討。
- DDP はホワイトリスト確認なしで見積してはいけません。想定外の通関コストが最大のアフターセールス紛争原因です。
- PI の各行に Incoterm + 指定場所を必ず書く(例:FOB Kaohsiung)。国名だけでは不十分です。
- Incoterm の負担区分を即答できる 1 ページのフィールドカードをチームの Slack に置いてください。
クイックリファレンス:よく使う 5 つの Incoterms
各 Incoterm は RFQ、見積、出荷の各段階で求められる実行ポイントが異なります。
主要な実行ポイント
RFQ 段階:必要な動的項目を確保し、物流情報の抜けを防ぐ
見積段階:見積の前提を Incoterm の責任範囲と整合させる
変更管理:Incoterm 変更ごとに版数つきの記録を残す
よくある失敗
積出港未確定のまま FOB を出す → 概算コストが不正確になる
CIF を出しつつ保険条件を欠落 → 到着地で初めて穴が判明
ホワイトリスト未確認で DDP を出す → 実行不能な仕向地にコミット