貿易条件公開日 2026-03-05更新日 2026-05-09

営業チーム向け Incoterm 実務ガイド

見積電話中に Incoterm を素早く決めるための判断フロー。

要点

  • 判断の起点はバイヤー側の体制です。出荷地にフォワーダーがない → FOB がデフォルト。ある → EXW も検討。
  • DDP はホワイトリスト確認なしで見積してはいけません。想定外の通関コストが最大のアフターセールス紛争原因です。
  • PI の各行に Incoterm + 指定場所を必ず書く(例:FOB Kaohsiung)。国名だけでは不十分です。
  • Incoterm の負担区分を即答できる 1 ページのフィールドカードをチームの Slack に置いてください。

クイックリファレンス:よく使う 5 つの Incoterms

各 Incoterm は RFQ、見積、出荷の各段階で求められる実行ポイントが異なります。

主要な実行ポイント

RFQ 段階:必要な動的項目を確保し、物流情報の抜けを防ぐ
見積段階:見積の前提を Incoterm の責任範囲と整合させる
変更管理:Incoterm 変更ごとに版数つきの記録を残す

よくある失敗

積出港未確定のまま FOB を出す → 概算コストが不正確になる
CIF を出しつつ保険条件を欠落 → 到着地で初めて穴が判明
ホワイトリスト未確認で DDP を出す → 実行不能な仕向地にコミット

サプライヤー見積の整理にお困りですか?

各サプライヤーの仕様・MOQ・梱包条件を比較中でしたら、ご要望をお送りいただければ見積プロセスの効率化をお手伝いします。