要点
- EXW はバイヤーが輸送ルートと混載を自由に組めますが、出荷地側の物流手配を自分で負う必要があります。
- FOB は輸出通関と港の取扱が売主側になります。台湾現地に代理店がないバイヤーにとっては FOB の方がシンプルです。
- 少量 MOQ の LCL 出荷では、FOB + 現地フォワーダーの方が EXW + バイヤー手配よりも結果的に安くなりやすいです。
- PI 段階で条件を確定してください。Incoterm によって単価と港でのリスク分担が変わります。
EXW と FOB とは?
EXW(Ex Works / 工場渡し)と FOB(Free on Board / 本船渡し)は、国際貿易で最も多く使われる Incoterms の 2 つです。どちらを採るかによって、コスト構成とリスク分担が直接変わります。
EXW のメリット・デメリット
売主の責任が工場出荷時点で終わるため、単価は一般に低め
バイヤー側で内陸輸送、輸出通関、混載手配をすべて負う必要あり
自社フォワーダーや現地代理店をもつバイヤーに向く
FOB のメリット・デメリット
売主が積出港までを負担するため、引き渡しがスムーズ
フォワーダーが港から港までの手配を前提にしている場合、FOB がそのままはまる
少量出荷では FOB 側で固定的な追加費用が乗りやすい。最低ロットラインを事前確認してください
どう選ぶか?
自前の物流網がある → EXW でコストを抑える
初回取引または少量発注 → FOB が安全
判断がつかない → 両条件で見積を依頼し、着地ベースの総額(landed cost)で比較